退職代行を本気で使おうとした時期がある。
当時の私は借金を抱えていて、仕事のストレスで毎朝吐き気がしていた。上司に「辞めます」と言えない。言ったら引き止められて断れない自信があった。ADHD傾向のある私にとって、「退職を計画的に進める」こと自体がハードルだった。
だから退職代行を真剣に調べた。10社以上を比較した。でも、調べれば調べるほど「結局どれがいいのか」が分からなくなった。この記事は、あの時の自分に向けて書いている。お金がない、精神的に限界、でもどのサービスを選べばいいか分からない——そういう人のために、3つに絞って比較する。
退職代行を選ぶ前に知っておくべきこと
退職代行には3つのタイプがある。民間企業、労働組合、弁護士法人だ。タイプによって「できること」が違う。
| タイプ | 退職の意思伝達 | 有給・退職日の交渉 | 未払い残業代の請求 | 損害賠償への対応 |
|---|---|---|---|---|
| 民間企業 | ○ | × | × | × |
| 労働組合 | ○ | ○ | △(交渉のみ) | × |
| 弁護士 | ○ | ○ | ○ | ○ |
民間企業は「退職の意思を伝える」ことしかできない。有給消化や退職日の交渉に踏み込むと、弁護士法違反(非弁行為)になる可能性がある。労働組合は団体交渉権があるので交渉できる。弁護士は全部できる。
詳しい仕組みは「退職代行サービスとは?仕組み・費用・使うべき人を当事者目線で解説」にまとめた。ここでは「どれを選ぶか」に集中する。
おすすめの退職代行3つ
10社以上を比較した結果、以下の3つに絞った。選んだ基準は「料金が安い」「リスクが低い」「借金があっても使える」の3点だ。
1. 辞スル — 1万円で全額返金保証
私が最も「これなら使える」と思ったのが辞スルだった。理由は単純で、安くてリスクがない。
| 料金 | 10,000円(税込) |
|---|---|
| タイプ | 弁護士監修 |
| 返金保証 | 全額返金保証あり |
| 相談方法 | LINE |
| 対応時間 | 24時間 |
1万円は退職代行の中で最安クラスだ。そして退職できなければ全額返金される。つまり、失敗した場合のリスクがゼロ。借金を抱えていて「1万円でも無駄にしたくない」という状況の私には、この返金保証が決め手だった。
LINEで事前相談ができるのも大きい。「電話が苦手」「メールだと返信を待つのが不安」という人にとって、LINEのリアルタイム性は助かる。私は電話が極端に苦手で、ADHD傾向のある人には同じタイプが多いと思う。
退職代行 辞スル(全額返金保証つき) — 弁護士監修。LINEで無料相談。
2. 即ヤメ — 後払いでお金がなくても使える
「1万円すら出せない」という人もいる。私にもそういう時期があった。給料日前、口座の残高が数百円。クレジットカードの枠もゼロ。そういう状況で退職代行を使いたい場合、即ヤメが唯一の選択肢になる。
| 料金 | 後払い |
|---|---|
| タイプ | 民間企業 |
| 返金保証 | 退職できなければ0円 |
| 特徴 | 完全後払い。退職完了後に支払い |
後払い=退職が成功してから料金を払う。手元に現金がゼロでも、クレカが使えなくても利用できる。退職後の最後の給与や失業保険から支払うことを前提にしたサービスだ。
「お金がないから仕事を辞められない」は、このサービスの登場で理由にならなくなった。詳しくは「退職代行を使いたいけどお金がない|後払い・低価格で使えるサービスを比較」に書いた。
即ヤメ(後払い退職代行) — 退職完了まで費用ゼロ。後払いで対応。
3. 弁護士法人みやび — 8,800円で弁護士が対応
会社と揉めそうな場合は、弁護士に頼んだ方がいい。私が以前いた職場では、退職を申し出た同僚に対して「引き継ぎが終わるまで辞めさせない」「損害賠償を請求する」と脅しているのを見たことがある。あの時「弁護士が間に入ればこんなことにはならないのに」と思った。
| 料金 | 8,800円(税込) |
|---|---|
| タイプ | 弁護士法人 |
| 対応範囲 | 有給消化交渉、未払い残業代請求、損害賠償対応 |
| 特徴 | 弁護士が直接対応。弁護士型で最安クラス |
弁護士型の退職代行は通常5万〜10万円が相場だ(「退職代行の料金はいくら?」で詳しく比較した)。みやびの8,800円は異常に安い。弁護士が直接対応するので、有給消化の交渉や未払い残業代の請求も可能だ。
有給が10日残っている場合、有給消化の交渉で取り戻せる金額は日給1万円として約10万円。8,800円の投資で10万円が戻ってくる計算になる。
弁護士法人みやび(退職代行) — 弁護士が直接対応。有給消化・未払い残業代の交渉も可能。
3つのサービスを一覧で比較
| 辞スル | 即ヤメ | みやび | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 10,000円 | 後払い | 8,800円 |
| タイプ | 弁護士監修 | 民間企業 | 弁護士法人 |
| 返金保証 | あり | 退職不成立なら0円 | — |
| 交渉権 | 弁護士監修 | 要確認 | あり(弁護士) |
| 有給交渉 | 弁護士監修 | 要確認 | 可能 |
| 未払い残業代 | — | — | 可能 |
| 損害賠償対応 | — | — | 可能 |
| 相談 | LINE | LINE/電話 | LINE/メール |
| こんな人向け | コスパ重視 | お金がない | 会社と揉めそう |
私ならどう選ぶか
過去の自分にアドバイスするなら、こう言う。
「とにかく辞めたい。揉めない」→ 辞スル
ほとんどの人はこのパターンだと思う。会社と揉める予定はない、有給は使い切っている(または交渉しなくていい)、とにかく辞めたい。なら辞スルの1万円が最もコスパがいい。全額返金保証があるので、万が一の時も安心だ。
「お金が本当にない」→ 即ヤメ
私が借金のピークだった頃、手元に1万円もなかった。毎月の支払いで給料は消え、クレジットカードは限度額に達していた。そういう状況では即ヤメの後払いが唯一の選択肢だ。「お金がないから辞められない」は、もう言い訳にしなくていい。
「パワハラがある。未払い残業代もある」→ みやび
8,800円で弁護士が動いてくれるなら、使わない理由がない。有給消化の交渉だけで元が取れる。残業代の未払いがある場合は、退職と同時に請求できる。会社から「損害賠償を請求する」と脅されている場合も、弁護士がいれば対応可能だ。
退職代行を使うことに罪悪感がある人へ
「退職代行なんて使ったら社会人失格だ」「逃げだ」と思う人がいる。私もそう思っていた。
でも、限界の状態で上司に「辞めます」と言いに行って、引き止められて、結局辞められなくて、翌朝また吐き気と戦いながら出勤する——これを繰り返すより、1万円で第三者に任せた方がよほど合理的だ。
退職は労働者の権利だ。法律上、2週間前に退職の意思を伝えれば辞められる。それを伝える手段が「自分の口」か「退職代行」かの違いでしかない。
ADHDで仕事が続かないことに悩んでいるなら「ADHDで仕事が続かない原因と対処法」を、衝動的に辞めそうになっているなら「ADHDで仕事を辞めたい|衝動で辞める前に確認すべき5つのこと」も読んでみてほしい。
退職後に借金がある場合
退職して収入が途絶えると、借金の返済が立ち行かなくなる。私は借金500万を抱えた状態で退職を考えていた。
結論から言えば、借金がある状態で退職するなら、退職と同時に債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)を検討した方がいい。弁護士に依頼すれば、借金の返済を一時的に止められる。退職後の不安が大幅に減る。
私の体験は「借金500万で任意整理を相談した体験談」に書いた。「ADHDと借金の関係」も合わせて読んでほしい。
まとめ
| 状況 | おすすめ | 料金 |
|---|---|---|
| コスパ重視・揉めない | 辞スル | 10,000円(全額返金保証) |
| 手元にお金がゼロ | 即ヤメ | 後払い |
| パワハラ・残業代回収 | みやび | 8,800円(弁護士対応) |
限界の状態で「どれにしよう」と悩み続けるのが一番良くない。まずはLINEで無料相談してみればいい。相談したからといって依頼する義務はない。
退職で悩んでいるなら
「辞めたいのに辞められない」なら、退職代行という選択肢がある。
退職代行 辞スル(全額返金保証つき) — 弁護士監修。LINEで無料相談。
即ヤメ(後払い退職代行) — 退職完了まで費用ゼロ。後払いで対応。
弁護士法人みやび(退職代行) — 弁護士が直接対応。有給消化・未払い残業代の交渉も可能。
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