離婚したいと思っても、すぐに弁護士に相談できる人は多くない。弁護士費用は30分で5,000円以上が相場だし、「自分の状況で離婚できるのか」すらわからない段階で法律事務所に電話するのはハードルが高い。
私自身、モラハラ家庭で育ち、自分のパートナーとの関係でも同じパターンに陥った経験がある。「これは離婚すべきなのか」と悩んでいた時期、お金がなくて弁護士に相談する余裕はなかった。でも調べてみると、無料で離婚相談できる場所は意外とある。この記事では、実際に使える無料相談先と、私が動き出せた理由を書いていく。
「離婚したい」のに動けない理由
離婚を考えている人の多くは、以下のような理由で動けなくなっている。
お金がない。弁護士に払う費用がない。相手にバレたくない。子どものことが気になる。「離婚したい」と言ったら逆上されるかもしれない。そもそも自分の状況が「離婚に値する」のかわからない。
私もそうだった。モラハラを受けていても「これくらい普通なのかもしれない」と思い込んでいた。父親がモラハラ気質だった家庭で育ったから、異常な状況を異常だと認識する感覚が鈍くなっていた。
動き出すためには、まず「誰かに話す」ことが必要だった。それも、感情論ではなく法律や制度の面から客観的に話を聞いてくれる相手に。
離婚相談を無料でできる場所5選
法テラス(日本司法支援センター)
収入が一定以下であれば、弁護士費用の立替制度を利用できる。離婚相談だけでなく、DV・モラハラ案件の支援にも対応している。電話番号は0570-078374。まずは電話で自分が利用条件を満たすか確認するのが第一歩だ。
私のように借金を抱えている状態でも利用できる。むしろ経済的に困窮しているほど使いやすい制度だ。
市区町村の無料法律相談
多くの自治体が月1〜2回、30分程度の無料法律相談を実施している。予約制のところが多いが、「とりあえず専門家に話を聞いてもらう」には十分だ。自治体のWebサイトか電話で日程を確認できる。
注意点として、担当弁護士が離婚専門とは限らない。具体的なアドバイスよりも「方向性の確認」として使うのがいい。
弁護士事務所の初回無料相談
離婚に力を入れている法律事務所は、初回30分〜1時間の無料相談を設けているところが多い。複数の事務所で相談して比較するのも有効だ。
「初回無料」を利用して3つの事務所に相談した人の話を聞いたことがある。事務所ごとに方針が違い、比較することで自分に合う弁護士が見つかったそうだ。
離婚専門の相談サービス
弁護士だけでなく、「離婚後の生活設計」まで含めたサポートを提供するサービスもある。慰謝料・養育費の見通しだけでなく、住居・仕事・子育ての計画まで一緒に考えてくれる。「弁護士に相談するほどではないけど、誰かに話したい」という段階で特に使いやすい。
法律相談マッチングサービス
「どの弁護士に相談すればいいかわからない」場合は、専門のマッチングサービスを使う手がある。地域・分野・相談方法(対面/電話/オンライン)で絞り込んで、自分に合った弁護士を紹介してもらえる。
無料相談で聞いておくべきこと
無料相談の時間は限られている。30分しかないなら、以下のポイントを事前にメモしておくと効率的だ。
・自分の状況で離婚は成立するか(法定離婚事由に該当するか)
・財産分与はどうなるか(持ち家・ローン・預貯金)
・親権を取れる見通しはあるか
・養育費の相場はいくらか
・モラハラ・DVの証拠として何が有効か
・別居と離婚、どちらを先にすべきか
証拠集めについては「モラハラの証拠の集め方|離婚調停で有効な7つの証拠」も参考にしてほしい。
相談先・サービスまとめ
離婚プランナー — 離婚後の生活設計まで含めたトータルサポート。弁護士相談の前段階として利用しやすい。
日本法規情報(離婚相談サポート) — 地域・分野で弁護士を無料マッチング。「どこに相談すればいいかわからない」人向け。
※ 上記は広告リンクです。利用は無料。相談することで費用が発生する場合は事前に説明があります。
「相談する」だけで状況は変わる
私が一番つらかったのは「誰にも話せない」ことだった。友人に相談するのは恥ずかしいし、親には言えない。SNSに書くわけにもいかない。
でも無料の法律相談で30分話しただけで、頭が整理された。「自分の状況は異常だったんだ」と外の目線で気づけた。結論が出なくてもいい。「話す」こと自体が行動の第一歩になる。
離婚を決意する必要はない。「今の状況を誰かに聞いてもらう」だけでいい。それだけで見えるものが変わる。
離婚準備の全体像は「離婚準備は何からすべき?」にまとめている。モラハラが原因で離婚後の生活が不安な人は「モラハラ夫との離婚後が怖い」も読んでみてほしい。
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