借金500万円。
この数字を見て「大したことない」と思う人もいるだろう。住宅ローンに比べれば確かに小さい。しかし、年収100万円以下のフリーランスにとって、この500万円は「人生が詰む」金額だ。
このブログでは、借金を抱えた私の生活をリアルに記録する。見栄も嘘もない。数字は全て確定申告書に基づいている。
借金500万円の内訳と経緯
まず、この500万円がどこから来たのかを明らかにしておく。
- 日本政策金融公庫(コロナ融資):約300万円(2020年)
- 信用金庫(事業融資):約200万円(2020年)
- FX先物の損失:計268万円(2019年-192万、2020年-76万)※これは融資残高ではなく喪失した資産
つまり「500万借りた」のではなく、「500万借りて、別途268万円を投機で溶かした」のが正確な表現だ。2024年末時点で長期借入金の残高は486万円。元入金(事業の純資産)はマイナス434万円。完全な債務超過だ。
なぜコロナ融資で500万も借りたのか
2020年、コロナで売上が落ちた。しかし正直に言えば、融資を受けた時点では「まだ何とかなる」と思っていた。当時の年間売上は600万円以上あった。月50万×12ヶ月の売上があれば、500万の返済は楽勝——そう計算した。
甘かった。完全に見通しが甘かった。
売上は2022年の716万円をピークに急落。2023年は532万。2024年は67万円。売上が10分の1に崩壊する未来を、2020年の私は想像できなかった。
コロナ融資は金利0.5%前後・据置期間3年という破格の条件だった。「借りなきゃ損」という空気があったのは事実だ。しかし据置期間が終わって元金返済が始まった2023年、売上が崖から落ちたタイミングと完全に重なった。
毎月の返済額と生活費の内訳
2025年〜2026年現在の月間収支を公開する。
収入
- 派遣社員:約200,000円/月(2026年6月末で終了予定)
- AdSense + アフィリエイト:約21,000円/月
- 合計:約221,000円/月
支出
- 家賃:30,000円(同居人と折半)
- 借金返済(公庫+信金):約30,000円/月
- 食費:30,000円
- 通信費・サブスク:8,000円
- 交通費:5,000円
- 雑費・予備:15,000円
- 合計:約118,000円/月
差額:+103,000円/月。一見余裕があるように見えるが、派遣が終わる2026年7月以降はAdSense 21,000円のみになる。そうなると毎月97,000円の赤字だ。
FX損失268万円の話
借金の話をするなら、これも避けられない。2019年と2020年にFX先物取引で合計268万円を失った。
当時の私は「副業で月10万稼げれば借金なんてすぐ返せる」と思っていた。レバレッジをかけて短期で増やそうとした結果、逆に資産を減らした。
今振り返ると、これはADHDの衝動性そのものだった。「今すぐ結果が欲しい」「待てない」「リスク計算ができない」。FXとADHDの相性は最悪だ。損失を取り戻そうとさらに賭ける——典型的なギャンブル脳だった。
268万円あれば借金は半分になっていた。この事実と、今も毎日向き合っている。
FXで失敗する人に共通するのは「損切りができない」「取り返そうとする」「レバレッジを上げる」の3つだ。全部やった。「もう二度とやらない」と決めたのは、口座残高がゼロになった2020年の12月だった。あの日の画面は今でも覚えている。含み損が膨らんでいくのをただ眺めることしかできなかった。
任意整理を検討した過程
2024年の売上が67万円と分かったとき、初めて「任意整理」を調べた。任意整理の詳細は別記事に書いたが、簡単に言えば「弁護士が間に入って、利息をカットし、元金だけを3〜5年で返す」制度だ。
私のケースで任意整理が有効かを検討した結果:
- 公庫・信金の金利は元々0.5〜2%台。利息カットの恩恵が少ない
- 元金500万を5年分割 → 月約83,000円。むしろ今の月3万より負担が増える
- 信用情報に「事故」が載り、5年間はクレカ作れない・ローン組めない
結論として、私のケースでは任意整理のメリットが薄いと判断した。高金利のリボ払いや消費者金融がないため、利息カットの効果が限定的なのだ。
ただし月3万の返済すら払えなくなる状況になれば、話は変わる。その場合は自己破産も選択肢に入る。
借金があっても生きていく
借金500万は「人生終わり」ではない。ただし「何もしなくても大丈夫」でもない。
私が実践していること:
- 収入源を増やす:派遣+AdSense+アフィリエイト+αで複線化
- 固定費を最小限に:家賃3万は同居のおかげ。これがなければ詰んでいた
- 借金の「正体」を知る:漠然と怖がらず、残高・金利・月返済額を把握する
- 恥を捨てる:借金があることを隠さない。隠すと孤立して判断を誤る
- 専門家に早めに相談する:弁護士の無料相談は「追い詰められる前」に行く
このブログは、私の借金完済までのリアルな記録だ。毎月の収支報告や返済状況を更新していく予定。
「借金がある」と言えない心理
借金を抱えている人の多くは、周囲に言えずに一人で抱え込む。私もそうだった。言えない理由は主に3つだ。
- 「自己責任だから」:借りたのは自分。FXで溶かしたのも自分。だから同情される資格はない——そう思い込む
- 「軽蔑されるのが怖い」:「お金の管理もできない人」と見られることへの恐怖
- 「心配をかけたくない」:親や友人に余計な不安を与えたくない(毒親育ちの「迷惑をかけてはいけない」思考)
しかし一人で抱えた結果、正常な判断ができなくなる。「返済がきつい」を誰にも言えないまま、さらに高金利で借りてしまう人は多い。借金は隠すほど悪化する。
よくある質問
借金500万は自己破産すべき金額?
金額だけでは判断できない。自己破産の目安は「3〜5年で返済不可能かどうか」だ。私の場合、月3万円×12ヶ月×14年=504万円で完済可能(利息込みで15年程度)。苦しいが「不可能」ではない。ただし収入が途絶えれば話は変わるため、派遣終了後の状況次第で再検討する。
借金がある状態で結婚できる?
法的には可能。ただし相手に隠したまま結婚すれば、発覚時に信頼が崩壊する。結婚前に正直に伝え、返済計画を共有するのが筋だ。私は現時点では結婚を考えていないが、もしそのタイミングが来たら「全て見せる」以外の選択肢はないと思っている。
借金ブログを書く意味はある?
ある。第一に、書くことで自分の状況を客観視できる。「今月はいくら返した」「残りはいくら」を記録する行為が、返済へのモチベーションになる。第二に、同じ状況の人に「お前だけじゃない」と伝える効果がある。借金は孤独な闘いだ。一人でも「参考になった」という人がいれば、このブログには意味がある。
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参考:法テラス(収入が一定以下なら弁護士費用の立替制度あり) / 厚生労働省 生活福祉資金
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