楽天グループ株式会社が運営する日本のECサイト「楽天市場」は、「らくてんいちば」と読みます。「らくてんしじょう」ではありません。今回はその読み方について、解説します。
楽天市場は、楽天グループが運営する「総合ショッピングモール」です。1997年にサービスが開始され、書籍や食品など幅広い商品を取り扱っています。
国内最大手ECモール!楽天ポイントが貯まってお得!「楽天市場」はこちら
なお「楽天」という名前には、①安土桃山時代に織田信長らが作った「楽市・楽座」のような人々で賑わう市場をインターネット上に作りたいという想いと、②明るく前向きに「楽天」的に行きたい(楽天主義)という想いが、込められています。
「市場(いちば)」と「市場(しじょう)」の違い
さてここで、「市場(いちば)」と「市場(しじょう)」という単語の意味を、広辞苑で調べてみましょう。<以下出典:広辞苑 第7版>
「市場(いちば)」・・・①毎日または定期に商人が集まって、商品の売買を行う場所。市。②常設の設備があって、おもに日用品・食料品を販売する所。しじよう。マーケット。
「市場(しじょう)」・・・①売手と買手が特定の商品を規則的に取引する場所。魚市場・卸売市場・証券取引所など。いちば。具体的市場。②広義には、一定の場所・時間に関係なく相互に競合する無数の需要・供給間に存在する交換関係をいう。国内市場・国際市場・労働市場など。抽象的市場。マーケット。③特定の商品やサービスの一定の購入者層。
両者の太字部分を比較すると、市場(いちば)は物理的な場所、市場(しじょう)はもっと広義で抽象的な経済の場を指すことがわかります。
国内最大手ECモール!楽天ポイントが貯まってお得!「楽天市場」はこちら
「楽天市場」の読み方の覚え方
それでは「楽天市場」を間違わずに「らくてんいちば」と覚えるためには、どうすればよいでしょうか。
筆者が考えるのは、「楽天」が「楽市・楽座」のような場所にしたいという想いで作られたということは、創業時には、「市場(しじょう)」よりも原始的な「市場(いちば)」のイメージがあったのではないか、と考える手法です。
おそらく一定の人が「楽天市場」を「らくてんしじょう」と読み間違えるのは、楽天がIT企業であり、近代的な響きの「しじょう」という読み方がより連想されやすいことに要因があると感じられます。その逆の読み方、という覚え方でも、良いのかもしれません。
また、元東北楽天ゴールデンイーグルスのドラフト1位投手・一場靖弘(いちば・やすひろ)さんの苗字と同じ読み方だと覚える”飛び道具”のような覚え方も、あります。
コメント